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“初代”あずきバーが復活! 上白糖使用、食塩量も多めで甘く濃厚な味わいで、今よりやわらかい! 井村屋が「あずきバー」50周年を記念して「あずきバー 復刻版」を本日13日(月)に数量限定発売

[2023/11/13 19:45]

 井村屋が、代表商品である「あずきバー」が2023年に発売50周年を迎えたことを記念し、1973年発売時の味わいとパッケージデザインを再現した「あずきバー 復刻版」を、一部コンビニエンスストアでは2023年10月30日(月)に、一般は11月13日(月)に数量限定で順次発売します。内容量は75mlで、希望小売価格は140円(税込151円)。

 ロングセラー商品である「あずきバー」は、同社の祖業である和菓子の製造技術を活かした商品として、「ぜんざいを凍らせたようなアイスができないか?」という発想から1973年に誕生し、2023年に発売50周年を迎えています。素材の良さを感じられる和のアイスとして評価されており、2023年3月に「あずきバー」シリーズは安全・安心であずき本来の風味を追求した商品として、より一層愛されるようにリニューアルされています。

 今回、発売50周年を記念して、初代「あずきバー」の原料や配合、パッケージデザインを再現した「あずきバー 復刻版」を数量限定で発売されます。

 近年、食への安全・安心の意識が高まる中、時代や嗜好の変化に合わせて原料や甘さなどの見直しを重ねられてきた「あずきバー」は、発売当時の味わいを再現しながらも、当時配合されていた着色料を使用せず、食塩量を約3割カットして仕上げられています。同社では「本商品と現行品である『あずきバー』を、食感や味わい、見た目など食べ比べながらお楽しみください」としています。

 「あずきバー 復刻版」は、あずきバーの“はじまり”の味わいを原料・配合にこだわって再現。あずきは北海道産小豆を使用し、選別・洗浄・加工・炊き上げまでを一貫して自社で行なっており、現行品はすっきりとした味わいに仕上げるためにグラニュー糖が使用されていますが、「あずきバー 復刻版」では当時の原料に合わせて上白糖を使用し、コク深い甘さに仕上げたとのこと。

 また、食塩量は初代「あずきバー」よりも約3割カットされていますが、現行品より多く配合されているため、塩味によってさらに引き立てられた甘さを感じられるとしています。また糖度と甘味度も当時の配合と合わせることで、現行品よりも甘く濃厚な味わいで、やわらかい食感を楽しめるとのことです。

 パッケージデザインも、あずきをイメージした水玉柄を、小豆色とオレンジ色で散りばめた初代「あずきバー」のデザインを再現。当時を知る人には「なつかしさ」、当時を知らない人には「新鮮さ」が感じられるデザインとなっています。

(左)2023年発売 『あずきバー 復刻版』 (右)1973年発売 初代『あずきバー』

「あずきバー」シリーズ50年の歴史

・1973年 「あずきバー」誕生
 和菓子の製造技術を活かして、「ぜんざいを凍らせたようなアイスができないか?」という発想から「あずきバー」は誕生。

・1979年 「BOXあずきバー」登場
 家庭用冷凍庫の進化や冷凍売り場の充実等により、マルチパックの「BOXあずきバー」が登場。

・1992年 やわらかタイプが初登場
 やわらかいタイプへの要望に応えて、1992年「やわらかあずきバー」を発売。その後、1997年「あずき本舗」、2010年「やわらか仕立てのあずきバー」が発売されますが、「やわらかさゆえにあずきバーらしくない」と、どれも不発に終わったとのこと。しかし、やわらかいタイプのあずきバー商品化要望が依然として寄せられていますので、日々「固さ」の研究を続けているとしています。

・1993年 よりシンプルな原材料に見直し
 健康志向とともに添加物への意識も高まり、原材料を見直す動きが活発化。よりシンプルな原材料に見直し、甘さをひかえめに、着色料の使用をやめる。

・2007年 「井村屋あずきバーの日」を制定
 あずきをたっぷりと使用した「あずきバー」を食べて暑い夏を乗り切ってほしいという思いから、本格的な暑さを迎える7月1日を「井村屋あずきバーの日」として制定。(日本記念日協会より認定)

・2013年 「あずきバー」を商標登録
 念願の商標登録が実現。通常、原材料や形状のみで表示された商標は登録が認められない中、ロングセラーや知名度を根拠として粘り強く出願し、異例の商標登録。「あずきバー」のロゴにR(レジスター)マークが入るようになり、あわせて、袋のパッケージも「BOXあずきバー」のデザインに統一されました。

・2021年 マレーシアでの現地生産開始
 マレーシアで現地生産を開始。「IMURAYA AZUKI BAR」はマレーシア向けに完全ローカライズされ、ハラール認証を取得しており、日本の商品に比べて甘さをすっきりと仕上げられています。

・2022年 シリーズ年間販売本数3億本達成
 「あずきバー」シリーズ年間販売本数3億本(2021年4月~2022年3月の販売本数)を達成しました。

・2023年 「あずきバー」シリーズをリニューアル
 「あずきバー」の原材料のコーンスターチをあずきパウダーに変更することで、使用原料を減らし、「ミルク金時バー」・「宇治金時バー」も、「あずきバー ミルク」・「あずきバー 抹茶」と商品名を変更し、それぞれ配合や原材料も新たにリニューアル。

50年の出来事と掛け合わせた「あずきバー」が検索できる!

 「あずきバー」50周年を記念して、過去50年の出来事と掛け合わせた「あずきバー」が検索できるwebサイトを公開。自分の生まれた年など、思い入れのある年を入力すると、その年オリジナルの「あずきバー」を検索することができます。

 また、2023年10月30日(月)10:00 ~ 11月30日(木)23:59の期間中に、年を検索して表示された「あずきバー」をX(旧Twitter)でシェアすることでQUOカードPay 5,050円分が抽選で5名に当たる、「あずきバー TIME TRIPキャンペーン」も実施されます。さらに、外れた人の中からWチャンス賞として、「あずきバー詰め合わせ+井村屋オリジナル手ぬぐいセット」が抽選で100名に当たります。

[古川 敦]