全国各地の旬の地魚を数量限定で販売する「くらの逸品シリーズ」、くら寿司がグループ再編で明日25日(土)から新メニュー提供~約40種から約55種へ取り扱い魚種が増
回転寿司チェーン「くら寿司」が、2023年4月から本格導入している「くらの逸品シリーズ」について、グループを細分化する再編を行って地域に密着した形で進化させ、仕入れ先産地も拡大し、取り扱い魚種数を2023年11月25日(土)から約40種から約55種へ増やし、各地域で新メニューも提供します、
「くらの逸品シリーズ」は、全国各地で水揚げされた旬の地魚を使ったメニューを各地域の店舗にて、毎週土日、数量限定で販売するもので、くら寿司では日本の漁業創生に向けた取り組みとしています。
【沖縄】美ら海 マクブ
「くらの逸品シリーズ」ではこれまで、全国店舗を22のグループに分け、計14か所の各地の加工場で地魚を加工し、各地域内の店舗にて提供してきました。11月25日(土)からは、31のグループに細分化し、山形、新潟、富山、石川、鳥取の各県が本取り組みの仕入れ先産地として新たに追加。加工場も18か所に増やすことで、より地域密着な取り組みとして進化し、これまで以上に“ご当地感の強い”旬の地魚が楽しめます。
この取り組みにあたっては、従来の大手回転寿司チェーンにおける地魚の提供において、それぞれの魚種や魚体の大きさに応じて柔軟に対応できる加工場の設置や、全国販売に必要となる十分な量の確保など、さまざまな課題がありました。そこで、2010年に開始した「天然魚プロジェクト」を通じ、築き上げてきた漁業者様や水産会社様とのネットワークを再構築して、外食チェーンの常識を覆す流通システムを形成。大手回転寿司チェーンでは類を見ない、地魚を手軽においしく楽しめる仕組みが完成したそうです。
「くらの逸品シリーズ」への取り組みは、水産物など原材料費の高騰が続く中での顧客来店動機につながる新メニュー開発や、さらにはトラックドライバーの時間外労働時間の上限規制による「物流の2024年問題」への対応策の1つとしても可能性を秘めており、全国に展開する大手回転寿司チェーンにおいて、持続可能な仕入れ形態の創造につながると考えているとしています。
そして将来的には、一週当たりの地魚の提供回数や魚種を増やすなど、さらにお客様に楽しんでいただけるよう提供体制を強化することで、国産天然魚の取り扱いを従来の約30種から約130種に広げるなど、水産業界の活性化や地方創生につなげていくそうです。