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全国各地の旬の地魚を数量限定で販売する「くらの逸品シリーズ」、くら寿司がグループ再編で明日25日(土)から新メニュー提供~約40種から約55種へ取り扱い魚種が増

[2023/11/24 17:38]

 回転寿司チェーン「くら寿司」が、2023年4月から本格導入している「くらの逸品シリーズ」について、グループを細分化する再編を行って地域に密着した形で進化させ、仕入れ先産地も拡大し、取り扱い魚種数を2023年11月25日(土)から約40種から約55種へ増やし、各地域で新メニューも提供します、

 「くらの逸品シリーズ」は、全国各地で水揚げされた旬の地魚を使ったメニューを各地域の店舗にて、毎週土日、数量限定で販売するもので、くら寿司では日本の漁業創生に向けた取り組みとしています。

【北海道】胆振・日高沖 さめがれい

「胆振・日高沖 さめがれい」1貫240円(税込)

【青森・岩手・宮城・福島】三陸 あいなめ

「三陸 あいなめ」1貫240円(税込)

【秋田・山形・新潟】下越・庄内近海 たまがんぞうびらめ

「下越・庄内近海 たまがんぞうびらめ」1貫240円(税込)

【関東・山梨・長野・静岡】江戸前 目鯛

「江戸前 目鯛」1貫240円(税込)

【北陸】石川産 炙りのどぐろ

「石川産 炙りのどぐろ」1貫240円(税込)

【京都・兵庫】淡路島産 生しらす

「淡路島産 生しらす」1貫240円(税込)

【鳥取・島根】境港 どろえび

「境港 どろえび」1貫240円(税込)

【高知】土佐湾 つむぶり

「土佐湾 つむぶり」240円(税込)

【山口・福岡】特牛漁港 剣先いか

「特牛漁港 剣先いか」1貫240円(税込)

【熊本・佐賀】熊本県産 れんこ鯛 湯引き

「熊本県産 れんこ鯛 湯引き」240円(税込)

【長崎】五島 くろ

「五島 くろ(めじな)」240円(税込)

【沖縄】美ら海 マクブ

「美ら海 マクブ(しろくらべら)」1貫240円(税込)

 「くらの逸品シリーズ」ではこれまで、全国店舗を22のグループに分け、計14か所の各地の加工場で地魚を加工し、各地域内の店舗にて提供してきました。11月25日(土)からは、31のグループに細分化し、山形、新潟、富山、石川、鳥取の各県が本取り組みの仕入れ先産地として新たに追加。加工場も18か所に増やすことで、より地域密着な取り組みとして進化し、これまで以上に“ご当地感の強い”旬の地魚が楽しめます。

 この取り組みにあたっては、従来の大手回転寿司チェーンにおける地魚の提供において、それぞれの魚種や魚体の大きさに応じて柔軟に対応できる加工場の設置や、全国販売に必要となる十分な量の確保など、さまざまな課題がありました。そこで、2010年に開始した「天然魚プロジェクト」を通じ、築き上げてきた漁業者様や水産会社様とのネットワークを再構築して、外食チェーンの常識を覆す流通システムを形成。大手回転寿司チェーンでは類を見ない、地魚を手軽においしく楽しめる仕組みが完成したそうです。

 「くらの逸品シリーズ」への取り組みは、水産物など原材料費の高騰が続く中での顧客来店動機につながる新メニュー開発や、さらにはトラックドライバーの時間外労働時間の上限規制による「物流の2024年問題」への対応策の1つとしても可能性を秘めており、全国に展開する大手回転寿司チェーンにおいて、持続可能な仕入れ形態の創造につながると考えているとしています。

 そして将来的には、一週当たりの地魚の提供回数や魚種を増やすなど、さらにお客様に楽しんでいただけるよう提供体制を強化することで、国産天然魚の取り扱いを従来の約30種から約130種に広げるなど、水産業界の活性化や地方創生につなげていくそうです。

業界初!地魚の提供を実現した「国産天然魚エコシステム」

 全国116の漁業者様とのネットワークを生かし、地域の漁業者様、地域の水産会社様、地域の店舗が連携するシステム。安定的な国産天然魚の供給に向け、全国を31のグループに分け、各地域の漁港で水揚げされた魚を、各拠点となる全国18か所の水産加工場で加工し、グループ内の店舗に送ります。地域の人が地域で獲れた“地魚”を食べることにより、地域の漁業者様を支えることにもつながります。

[岩崎 宰守]