【聖地巡礼・ラブライブ!1期(5)】聖地エリアで熟成和牛が楽しめる「グリルドエイジング・ビーフ&デリカテッセン 淡路町店」
秋葉原から淡路町にかけてのエリアは、関東大震災、東京大空襲とも大きな被害を受けずに済んだため、老舗の飲食店が多く残っているエリアです。こうした老舗店に加えて、意欲的な面白い店も神田・秋葉原エリアに増え始めていることから、ラブライブ!聖地界隈はちょっとしたグルメタウンと化しています。
今回は、ここ数年で流行り始めた、ドライエイジング(乾燥熟成)された熟成肉が楽しめる「グリルドエイジング・ビーフ&デリカテッセン」に行ってきました。
席には、牛のイラストで肉の名称と部位がわかる熟成和牛メニューと、当日在庫のある商品に赤印がついた価格表が用意されています。店員さんから、「肉を注文する前に実際に部位を見て決めてはどうでしょうか」との提案があったので、肉を保管しているガラスケースの前に移動します。
ガラスケースの中には熟成肉を使った肉惣菜や、赤身肉を中心とした熟成肉のほか、“ちび塊”と題した希少部位の熟成肉メニューがあると案内されました。今回は希少部位をメインに食べたいと思い、ランプ72g 1,080円、ウワミスジ74g 962円、ネクタイ123g 1,968円、メガネ101g 1,616円を注文(価格は税別)。
熟成肉以外にも前菜、サラダ、タルタルステーキ、炭水化物メニュー、デザートともあり、肉が焼きあがる合間につまむおつまみ類もしっかり揃っています。
最初に注文した熟成肉が焼きあがるまでには時間が掛かるとのことなので、まずは甘い香りとさっぱりとした風味が癖になるモンテベッロ 640円を。その後は、熟成肉独特の香りを纏わせた、とろっとした味わいが特徴的な熟成和牛のカルパッチョ、カリカリと香ばしく、手を止めるのが難しくなる位にハマるオニオンリングフライをいただきました。
ひっきりなしに熟成肉のステーキの注文が入ることから、肉の焼台は大忙しな様子。ほどなくして、肩甲骨部分の部位であるウワミスジ、腰からお尻にかけての部位であるランプ、食道部分のネクタイのステーキが目の前に運ばれてきました。
ウワミスジはほどよい噛みごたえと、さっぱりとした味わいながら旨味が濃い一品。ランプはしっかりとした身のハリとじゅわっとした旨味が特徴的。ネクタイは先ほどの2部位と違って身が柔らかく、ほどよい旨味を感じます。
その後少し時間をおいて運ばれてきたのは、骨盤近くについた部位で、メガネのような形をしていることからメガネと名前がついた部位です。メガネはほどよいハリと旨味を感じる部位で、ハラミと同じ内臓肉ということもあってさっぱりと食べやすいのが特徴的です。
希少部位を含めたステーキ4部位を堪能した後は、〆の一品として3種類の雑穀が使用されたチーズリゾット 890円を注文。ご飯とは違うしっかりとした雑穀ならではの歯ごたえを感じる一品で、チーズとの相性抜群です。
今回は希少部位を中心に熟成肉を食べ比べてみましたが、熟成の技術が店によって大きく違うこともあって、店によっては熟成肉独特の香りというよりも、腐ったような臭いを感じることもあります。「グリルドエイジング・ビーフ&デリカテッセン 淡路町店」では、非加熱の熟成肉を使ったカルパッチョから、しっかりと火を通したウワミスジ、ランプ、ネクタイ、メガネに至るまで、不快な腐敗臭などがないのはもちろん、熟成を行っていないフレッシュミートとは違った美味しさを楽しむことができました。
近所には姉妹店として熟成肉を使った焼肉店「エイジング・ビーフワテラス」もあり、機会があればそちらも利用してみたいと思います。