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【聖地巡礼:ラブライブ!2期(5)】2期11話「私たちが決めたこと」登場の神奈川県内聖地巡礼におススメ海鮮丼

[2015/10/23 11:01]

 ラブライブ! 2期11話「私たちが決めたこと」で印象に残るシーンといえば、国府津駅近くの誰もいない海にてμ'sの1年・2年生組が3年生組に対して「大会が終わったら、μ'sはおしまいにします」と告げるシーンです。その後、根府川駅駅前の証明写真機でμ's全員の写真を撮影して、根府川駅ホームでのμ's全メンバー号泣シーンへと続きます。この一連のシーンは、いずれも神奈川県小田原市の風景がモデルになっています。

 11話で印象に残ったスポットのある小田原市を含め、神奈川県内の東海道線沿線に面した相模湾は海の幸が大変豊富です。今回はラブライブ!聖地小田原市のおすすめグルメと、江ノ島の海の幸が東海道線沿線で味わえる辻堂駅周辺のおすすめグルメを紹介します。

 まずは、μ's全員号泣シーンの舞台となった根府川駅の隣駅、早川駅へ。早川駅の近くには小田原市公設水産地方卸売市場があり、その関係で市場の周辺には魚介料理が楽しめるお店がたくさんあります。その中で今回は、小田原市公設水産地方卸売市場の中にある魚市場食堂をご紹介します。

ラブライブ!私たちが決めたこと昼飯編は、μ's9人全員号泣シーンが印象的な根府川駅より小田原駅方面へ1駅進んだ早川駅へ
早川駅の近くには小田原市公設水産地方卸売市場があり、市場の近くには美味しい魚介類が楽しめるお店がいっぱい
小田原市公設水産地方卸売市場には一般の方も利用できる魚市場食堂があります

 魚市場食堂は小田原市公設水産地方卸売市場内の階段を登った先にある食堂で、市場で働く方々だけではなく一般の方も利用できます。魚市場食堂は市場直営の新鮮な魚介類が楽しめる食堂とあって、平日の昼下がりでも店内は8割ほど席が埋まり、お客の数が多いこともあって厨房の中も大忙し。食券売機の前で少し悩みましたが、今回はシンプルに市場のまぐろ丼(みそ汁つき)1,290円を注文。

小田原市公設水産地方卸売市場内の魚市場食堂は、市場内の階段を登った先にあります
市場直営とあって店内は大賑わいで、厨房の中も大忙しです
今回はシンプルにまぐろを推した、市場のまぐろ丼(みそ汁つき)を注文

 まずはアツアツですっきりとした塩加減で飲みやすいみそ汁をごくりと飲み干します。その後改めて市場のマグロ丼を見ると、赤身部分もトロの部分もスーパーで売っている切り身よりも分厚く大きく、さすが市場直営のお店とあって期待以上のボリューム感です。

みそ汁はしっかりアツアツかつすっきりとした塩加減で飲みやすい
市場内の食堂で出てくる丼物とあって、まぐろは赤身もトロ部分も肉厚でボリューム感満点

 まずは赤身を食べてみると、肉厚かつさっぱりとした味わいで、市場の中の食堂で出されるマグロとあって臭みはありません。その後食べてみたトロの部分については、ほどよい身のハリと脂のノリをしっかりと感じ、漁港直送ならではの価格以上のクオリティです。

赤身は肉厚かつさっぱりとした味わいで、市場の食堂で出されるまぐろとあって臭みは皆無
トロ部分は赤身と同様に肉厚で、脂の旨味がしっかりと感じられ、この値段でこのクオリティは都心では考えられません

 今回1人での来訪とあって、市場の中の食堂を利用しましたが、2~3人で連れ立って行く場合には、小田原市公設水産地方卸売市場からも近い小田原早川漁村もオススメ。小田原早川漁村では2Fは市場内の食堂と同じように海鮮丼を提供する海鮮丼専門店「海舟」、しらす専門店「しらす市場」がテナントとして入っています。1Fには80分海鮮BBQ食べ放題が楽しめる「漁師の浜焼あぶりや」がテナントとして入っています。

 「あぶりや」の営業時間は10:00から22:00(最終受付20:30)。夜まで営業しているので、夕方根府川駅で11話シーンの舞台を楽しんだ後の夕ごはん場所としてもオススメ。食べ放題の料金は大人3,000円、小学生1,700円、未就学児1,200円(3歳以下無料)、65歳以上の方は2,500円。アルコールは別料金ですが、食べ放題なのでコストパフォーマンスはなかなかのもの。漁港直送とあって味も期待です。

大勢で私たちが決めたこと聖地巡りに行った場合には、市場からも近い小田原早川漁村もオススメ
1Fのあぶりやでは80分海鮮BBQ食べ放題もあり、ラブライバーオフ会にも最適なお店も早川駅近くにあります。

 お住まいの地域によっては、日帰りの聖地巡礼で小田原市内で夕食を楽しもうとすると、国府津駅前の海岸のシーンの高坂穂乃果の11話劇中のセリフ「あー帰りの電車無くなっちゃう」が現実のものとなるおそれがあります。

 このため、もう少し東京寄りで面白い食事が楽しめるお店がないか調べてみると、東海道線沿線の辻堂駅の近く、テラスモール湘南のフードコート内に江ノ島のしらす料理の名店、「江ノ島しらす問屋」と「びっちょ」があることがわかりました。

「私たちが決めたこと」の神奈川県内の聖地である、根府川駅や国府津駅から家が遠い方は、少し東京駅や横浜駅側に近づいた辻堂駅隣接のテラスモール湘南がオススメ

 「江ノ島しらす問屋」と「びっちょ」はテラスモール湘南内の3Fフードコート内にあり、東海道線内の快速「アクティ」の通過駅(隣駅の茅ヶ崎駅や藤沢駅はアクティは停車します)とあって、広々としたフードコート内の席はまだまだ余裕があります。なお、生しらすは不漁時と禁漁期間中(1月から3月中旬)は提供できないそうです。

テラスモール湘南には江ノ島のしらすの名店、「しらす問屋 とびっちょ」がテラスモール湘南内フードコートにテナント入りしています(この日は朝獲れ生しらすが入荷)
江ノ島ですと観光地なので混雑が予想されますが、テラスモール湘南内の「しらす問屋 とびっちょ」は、大型ショッピングモールのフードコートとあって比較的空いています

 この日は朝獲れ生しらすが入荷しており、以前大洗漁港で食べた生しらすが美味しかったので、湘南の生しらすは美味しいのかを確かめるために生しらす丼を注文。

この日は朝獲れ生しらすが入荷していたので、生しらす丼を注文

 注文してから10分弱ほどで出来上がった生しらす丼を席へと運び、丼の上にのった生しらすの臭いを嗅いでみると、朝獲れ生しらす使用とあって臭みは感じません、

生しらす丼には朝獲れ生しらすを使用しており、しらすからは臭みが感じられません

 生しらすからは臭みが感じられず、これは美味しそうだと思いながら生しらすを口に含むと、生しらすはプリっとした食感かつ、たっぷりと生しらすが使われてボリューム感満点。

新鮮な生しらすを使っていることで、プリっとした食感が印象的でボリューム感も満点

 生しらすを素のまま楽しんだ後は生しらす丼についてきた生たまごと甘口しょうゆを生しらすにかけて食べてみると、生たまごならではのトロリとした食感と甘口しょうゆの塩気と旨味がほどよく増して、生しらすと共にご飯が進みます。

生玉子と甘口しょうゆをかけて食べてみると、トロリとした食感と程よい旨味が増してご飯が進みます

 また、生しらす丼には沢山の生しらすとご飯のほかに、細かく刻んだ生野菜、ガリ、わかめなどがあわせて投入され、それぞれの食感の違いもあってか、食べ飽きしにくい点もよく考えられており、人気店の創意工夫を感じます。

生しらす丼にはご飯の他に生野菜がしらすの下に敷きつめていることで、適度な歯ごたえもあって食べ飽きにくいのがポイント

 今回は、ラブライブ!聖地国府津駅近くで相模湾の海の幸が楽しめるお店を2カ所回ってみました。早川駅近くの市場の中にあるお店は、市場の活気を感じながら新鮮な魚介を楽しめ、テラスモール湘南フードコート内にある「しらす問屋 とびっちょ」では、東海道線沿線からちょっと離れた江ノ島の味をエキチカで楽しめるのでどちらもオススメです。

 余談として、江ノ島の「しらす問屋 とびっちょ」本店ではテラスモール湘南店にはない、さまざまな魚の刺し身盛り合わせや一品料理も楽しめます。江ノ島周辺では「つり球」、「TARI TARI」、「SLAM DUNK」の舞台になった場所もあります。ラブライブ!よりもそれらの作品の方が好きな方であれば、江ノ島にある本店も食事処の候補としてオススメです。

[池延大栄(大帝オレ)]