フード

「東京駅一番街」に「にっぽん、グルメ街道」グランドオープン! 黒豚とんかつの「鹿児島黒かつ亭」、ニューウェーブお好み焼き「広島電光石火」など新店を実食レポ

[2017/3/27 09:37]

 昨年11月に4店舗でスタートした「にっぽん、グルメ街道」が、3月25日にグランドオープンしました!

 グランドオープンに合わせて新規開店したテナントは、お好み焼き店「広島 電光石火」、明太子と九州料理のお店「博多かねふく ふく竹」、黒豚とんかつのお店「鹿児島 黒かつ亭」、日本各地の干物とお酒が楽しめるお店「諸国 ひものと」の4店舗。

 オープン時の「にっぽん、グルメ街道」のテナントは東日本エリアのお店が中心でしたが、日本各地の干物やお酒が楽しめる「諸国 ひものと」以外はすべて西日本エリアにちなんだ料理が楽しめるお店となっております。

 今回、グランドオープン前に行われたレセプションに参加。一足先に「にっぽん、グルメ街道」で楽しんできた料理の感想をお伝えしたいと思います。

「にっぽん、グルメ街道」のグランドオープン時にテナント入りしたお店は、西日本エリアの料理が楽しめるお店がメイン

 最初に足を運んだのは、全国のひものとお酒が楽しめる「諸国 ひものと」。「諸国 ひものと」では看板メニューの日本各地の日本酒や干物に加えて、各種焼酎、お酒と相性が良さそうなおつまみメニューがよりどりみどり。

「諸国 ひものと」は、店名の通り全国のひものとお酒が楽しめるお店です

 まずは、見た目からしてウマそうな、島根県のブランド鯵「どんちっち鯵」を干物にした「諸国ひものと自慢! どんちっち鯵」980円(価格は以下すべて税込)を食べてみることに。

島根県のブランド鯵“どんちっち鯵”を干物にした、「諸国ひものと自慢! どんちっち鯵」は見た目からウマそう!

 「諸国ひものと自慢! どんちっち鯵」はハリのある身の食感、ほどよい脂の旨味がバランス良く感じられ、干物としての旨味たっぷりながらも塩気がマイルド! お酒のアテとして楽しむのはもちろんのこと、ご飯のお供にもピッタリな美味しさです。

「諸国ひものと自慢! どんちっち鯵」は、身のハリ、脂のノリのバランスがちょうど良く塩気がマイルド!

 続いて食べた「金華サバの生ハム」840円は、脂が乗った金華サバをハムのように燻製にした一品。あわせて生野菜が添えられているのでちょっぴり豪華なサラダ感覚で楽しめます。

「金華サバの生ハム」は、脂が乗った金華サバを燻製にし、さらに生野菜を添えたことでサラダ感覚で楽しめる一品

 「金華サバの生ハム」は脂が乗っている上に燻した風味もしっとり感じられ、さらに甘めのドレッシングが掛かった生野菜と一緒に食べるとメチャウマ! 塩気旨味ともに強めなこともありまして、思わずお酒が欲しくなる一品でした。

「金華サバの生ハム」は素のまま食べるのはもちろんのこと、甘めのドレッシングが掛かった生野菜と食べるとさらに美味しく楽しめます!

 続いては、鹿児島県の名産品として知られる“黒豚”を使ったとんかつが楽しめる「鹿児島 黒かつ亭」に行ってみることに。

鹿児島県の名物と聞かれたら黒豚が連想されますが、「鹿児島 黒かつ亭」のとんかつには黒豚を使用

 今回は豪華に黒豚のヒレとロースを使ったカツを合い盛りした「黒かつ亭定食」2,042円をチョイス。

 定食にはメインのとんかつのほか、美味しいご飯、具だくさんな豚汁、ウマさあふれる豚しゃぶ、出汁の旨味が効いたお新香、千切りキャベツが付いてボリューム満点! 味付け用の各種調味料も用意されています。

今回は黒豚のヒレカツとロースカツを合い盛りにした「黒かつ亭定食」をいただきます

 黒豚を使ったとんかつとあって、ヒレもロースも何もつけなくても美味。ヒレカツはヒレならではのみずみずしさが感じられながらも、他の豚肉のヒレとは比べ物にならない位に旨味たっぷり! さっぱりとした味わいが信条のヒレカツから力強い旨味が感じられたことに正直感動しました!

黒豚を使ったヒレカツはみずみずしさ満点な上に、他の豚肉を使ったヒレカツよりも圧倒的に旨味が強く感じられます

 続いて食べたロースカツからは、柔らかな食感のあとにバランス良くお肉と脂の力強い旨味が溢れ出て鬼ウマ! 価格も少々張りますが圧倒的な美味しさが楽しめるとあって、ハレの日のランチタイムに食べたいウマさなとんカツ定食でした。

 なお、それぞれのカツと各種調味料の相性については、ヒレカツはスパイシーなソース、ロースカツはさっぱりとしたおろしポン酢との組み合わせが相性バッチリだったことを最後にお伝えしたいと思います。

黒豚を使ったロースカツは、柔らかな食感のあとにお肉と脂の力強いウマさに溢れて絶品!

 「かねふく」と言えば明太子が有名ですが、「にっぽん、グルメ街道」には「かねふく」が手がける「博多かねふく ふく竹」がテナント入り。看板メニューの明太子はもちろんのこと、「かねふく」が誕生した九州にちなんだ郷土料理がいろいろと楽しめるとのこと。

明太子で有名な「かねふく」が手がける「博多かねふく ふく竹」では、明太子はもちろんのこと、九州の郷土料理が一緒に楽しめます

 まずは、表面カリッと中はレアな「明太子の天ぷら」1,200円を食べてみると、衣はサクサク、中の明太子はレアなのでプチプチっとした食感が活きてウマウマ! 明太子がメインとあって塩気が濃い目なので、お酒との相性の良さにも期待できる創作天ぷらです。

まずは、レア仕立てな「明太子の天ぷら」を食べてみることに
「明太子の天ぷら」は衣はサクサク、中の明太子はレアなので独特のプチプチとした食感がたまりません!

 続いて、東京から1,000km離れた長崎直送のヒラメ、タイ、アジの刺し身を盛り合わせた「長崎直送お刺身三点盛り」1,600円を試食してみることに。

今日の「長崎直送お刺身三点盛り」には、長崎直送されたヒラメ、タイ、アジが使われています

 プリプリ食感のヒラメ、コリコリとした食感と甘味のあるアジも中々のウマさですが、特に素のままでも身の甘味とモチモチ食感が心地よいタイがオススメ!

モチモチとした食感のあとに甘みを帯びたタイは特に美味しく、何もつけずに素のままでも美味しく楽しめちゃいます!

 九州にちなんだ料理が楽しめるとあって、刺し身醤油には甘い九州醤油が使われていますが、特にプリプリとした食感とほのかに甘味を帯びたヒラメが相性バッチリでした。

なお、あまい九州醤油を組み合わせた時は、プリプリとした食感のヒラメが相性バッチリでした!

 最後は、広島でもニューウェーブ系のお好み焼きが楽しめると評判の「広島 電光石火」。なお、「広島 電光石火」ではオープンスタイルでお好み焼きの調理が行われることから臨場感満点! 特に鉄板の手前の席となるカウンター席がオススメです!

「広島 電光石火」は、ニューウェーブ系の広島お好み焼きのお店で今回が東京初出店
「広島 電光石火」では、臨場感あふれる形でお好み焼きの調理が進みます!

 最後に試食するのはお店の名前を冠した「電光石火」1,250円。「電光石火」は、具と生地を別々焼いて最後に生地で蓋をする広島ならではの“蒸し焼き”スタイルなお好み焼きを柔らかな卵で包んだ上に、ソースで味付け&ネギをトッピングした創作お好み焼きメニュー。

 卵で包んだ姿と中に麺が入っていることもあって、「ラブライブ!サンシャイン!!」第10話の劇中にも登場した「ヨキソバ」にも似た見た目が特徴的です。

最後に試食したのはオム包み風お好み焼きメニューの「電光石火」

 オリジナリティあふれる「電光石火」をさっそく食べてみると、モチモチ食感の生麺、みずみずしいキャベツ、シャキシャキネギ、旨味たっぷりなお肉、香り高き大葉、卵の優しい美味しさがバランス良く感じられ、食べごたえと美味しさ満点ながらも後味スッキリ!

 美味しさはもちろんのこと、鮮やかな手つきでお好み焼きが作られる姿を見ながら食事が楽しめるとあって、今回試食したブースの中で特にオススメです。

「電光石火」の中には生麺、キャベツ、ネギ、お肉、大葉、全てを包む卵の風味がバランス良く組み合わされ、食べごたえ満点ながらも後味さっぱり楽しめます!

 今回は3月25日グランドオープンする「にっぽん、グルメ街道」で新たに加わったお店にて一足先にオススメの料理を色々と食べてきました。

 「にっぽん、グルメ街道」のプレオープン時には東日本エリア中心のテナントが多かったのに対して、グランドオープン時に追加されたテナントは西日本系の料理が楽しめるお店ばかりとあって、いい具合にテナントのバランスが良くなったように感じます。

 今回試食した中では黒豚は本気でウマイ! と、改めて感じた「鹿児島 黒かつ亭」、臨場感あふれる調理パフォーマンスも楽しめて、味も格別にウマい「広島 電光石火」が筆者オススメ。

 特に「広島 電光石火」は、エキナカで気軽にひとりで楽しめる広島式お好み焼きの店で、関東では貴重な存在。思わず「待ってました!」と、声を大にして言いたくなるくらいに待ち焦がれていたお店でした。

 「にっぽん、グルメ街道」グランドオープンによって唯一無二な存在の「崎陽軒」、海鮮丼やお寿司などの海鮮料理、とんかつ、牛タンなどのお肉系料理、寒い日に嬉しい鍋料理、関東圏では珍しい広島式お好み焼きのお店など、バリエーションに富んだお店が揃ってお店を選ぶ喜びもひとしお。

 東京駅構内で美味しい食事を楽しみたくなった時は、東日本、西日本のグルメからよりどりみどりの一番街「にっぽん、グルメ街道」へ立ち寄ってみることをおススメします。

[池延大栄(大帝オレ)]