【食レポ】全36種類の地方色豊かな絶品ラーメンが集結！ 日本最大級のラーメンイベント「東京ラーメンショー2017」開催中～濃厚うにそば、鴨肉×トリュフ、豚骨、淡麗系までラーメン天国で大満足
各地の美味しいラーメンを一同に楽しめるイベントとして、東京・駒沢公園で「東京ラーメンショー2017」が開催中です。
「東京ラーメンショー2017」は、10月26日から10月31日までの期間を第1幕、11月1日から11月5日までを第2幕と分けて、店舗が入れ替えとなります。このため、11日間の開催期間中に、全国各地の様々な人気ラーメンが楽しめます。
「東京ラーメンショー2017」期間中に楽しめるラーメンは36種類。価格は全て1杯850円です。
今回は、第1幕の18ブースから気になるラーメンを4店舗分試食してきたので、感想をお伝えしたいと思います。
「東京ラーメンショー2017」の初日の午前中に行ってみると、昨年同じ場所で行われた「東京和牛ショー2016」に足を運んだときよりもはるかに混雑していて驚き！ イートインスペースもたくさん用意されていましたが、平日の時点で6割ほど埋まっていました。
お値段の張る和牛よりも庶民的な価格で気軽に楽しめるラーメンへの関心の高さが伺えます。
なお、「東京ラーメンショー2017」では、事前にラーメンチケット850円を購入してからでないと各ブースでラーメンがゲット出来ないので注意が必要です（トッピングの追加注文は各店舗で現金会計が可能）。
どの店舗も混雑していて目移りしてしまいますが、最初は列に並んだ瞬間からうにの香りが漂う「活龍」（茨城県）に行ってみることに。
「活龍」では、基本の「濃厚うにそば」850円に、「トッピング全部のせ」400円を追加してみました。
鶏白鶏スープにうにが溶け込んだことで、スープは味噌豚骨のような色に。麺は平打ち麺で、コシとツヤのバランスがグッド！
円やかさ満点なのに後味のキレの良さが嬉しい鶏白鶏スープと、磯の香りと独特の濃厚な旨味が嬉しいうにの風味満点なスープと麺がよく合います。
また、低温で調理したのか、赤味が残ったチャーシューは分厚く柔らかな食感。噛みしめる度にジューシーな旨味に満ち溢れてウマウマでした。
続いては、ラーメンに使うことが珍しい気がする、鴨肉×トリュフのコラボラーメンが楽しめる静岡県の「駿河拉麺會」へ。「トリュフと特選カモチャーシュー醤油ラーメン」を注文しました。
トッピングは、具を全部マシマシにした「全部のせ」500円か、肉の花が咲いたように鴨肉が追加される「肉増しダブル」500円にも心惹かれましたが、できるだけ多種類を食べるという使命もあるので、「肉増し」300円にとどめました。
肉が麺を覆い尽くすほどに敷き詰められた姿はまさにフォトジェニック！
はたしてカモ肉はフォトジェニックな姿に似合うウマさなのか？ 実際に食べてみると、いつもの豚肉を使ったチャーシューよりもはるかに柔らかな上に、噛めば噛むほどに濃厚な旨味がにじみ出て鬼ウマ！
鬼ウマなカモ肉の美味しさに舌鼓を打ったあとは、ラーメンの上に添えられていた刻んだトリュフをスープに溶いて味を全体になじませていきます。
しっかりとトリュフが全体に馴染んだところで麺を食べてみると、ほどよいコシが感じられるしこしことした食感で、スープからは角のない醤油の風味、キレの良い出汁の旨味、ほどよい塩気、芳醇なトリュフの風味が効いたスープとの相性も良好！
キレの良い淡麗系なラーメンが好きな方必食な創作ラーメンでした。
ここまでは茨城県、静岡県と、本州のラーメンブースが続いたので、今度は気分を変えて鹿児島県の「麺屋 剛」へ。
鹿児島県と言えば、ちょっぴり黒っぽい豚骨ラーメンな「鹿児島ラーメン」が有名ですが、今回は「二郎インスパイア系」にも似たオイリーな見た目の「鹿児島豚骨しょうゆラーメン」850円を注文。
トッピングはよりジャンキーな美味しさを追い求めるべく、「角切りチャーシュー」200円を追加してオーダーしてみました。
分厚く大きなチャーシューは、見た目の通りオイリーなウマさ満点な上に食べたあとの満足度も二重丸！
追加した「角切りチャーシュー」は、事前に下茹でしてから提供することも幸いし、オイリーな風味は最初に食べた大きなチャーシューよりも抑えられており、脂っこさが薄れたことでお肉の旨味がよりパワフルに感じられる点がグッド！
お肉満点なラーメンに使った麺はモチモチとした食感で、オイリーかつパワフルな風味とともに「鹿児島ラーメン」のような豚骨の旨味と甘味を帯びた醤油の風味が効いたスープともマッチ！
あわせて麺の下には茹でたキャベツが添えられており、ジャンクな見た目とは裏腹に優しい味わいが楽しめる1杯でした。
1杯1杯の量が多くお腹パンパンになってきましたが、最後は筆者が物凄く大好きなラーメン店「庄の」と、歌舞伎町の居酒屋「エビスコ酒場」とコラボした、東京都コラボラーメンブースへ。
最後は淡麗系なラーメンでシメたかったので、まさに要求にぴったりな「かきの旨味塩中華そば」850円に、「かきのコンフィ」300円を追加して本日最後の1杯として注文してみました。
透明感満点なラーメンの中に入っていたコンフィにされたかきは、かき独特のプリプリとした食感はそのままに、生の状態よりも旨味が凝縮してメチャウマ！ キレッキレな鶏の旨味と牡蠣の風味に満ちたスープとの相性も良好です！
鶏の旨味と牡蠣の風味がガツンと感じられるスープは、小麦の風味が力強く感じられる上にコシが強くプリッとした食感の麺ともマッチ！
大きなチャーシューも脂っこさが0でサッパリと楽しめながらもお肉の旨味が濃厚でナイスなウマさに感動！ この日最高の1杯を完食して会場を後にしました。
今回、「東京ラーメンショー2017」初日に、第1幕期間中に楽しめるラーメンブースの中で気になったラーメンを4種類厳選して食べ比べてみました。
こういったイベントのラーメンですと、味や量に不満を感じてしまうことも多々ありますが、1杯あたりの価格が850円と高額なことも相まって美味しさはピカイチ！
今回試食した全てのラーメンは店頭で実際に出てきそうなボリューム感だったので、何店舗もはしご利用しての食べ比べを楽しむ利用には適していませんが、麺の茹で加減、スープの風味、具のウマさに至るまで、手抜き感ゼロ！ ラーメン好きな方はもちろんのこと、美食な方にも満足できるようなクオリティの高い1杯が楽しめることに感動しました！
なお、第1幕と第2幕では店舗は総入れ替えとなります。地方色豊かな全36種のラーメンから選び放題で、ラーメン好きはもちろん、珍しい素材を使ったラーメンを食べてみたい人にもおススメ。
初日の26日(木)に足を運んだのですが、平日の昼前でも会場内が混雑気味でした。イートインスペースは広く取ってありますが、とくに土日はなるべく早めに行くことをお勧めします。
第1幕の出店（10月26日～10月31日）
茨城県 活龍 濃厚うにそば
群馬県 群馬上州牛実行委員会 上州牛特選塩そば
北海道 麺や虎徹 札幌特濃えび味噌 ～スペアリブチャーシューver～
福岡県 拉麺 久留米 本田商店 元祖とんこつ生誕80周年！ 「濃厚」久留米スペシャル
静岡県 駿河拉麺會 トリュフと特選カモチャーシュー醤油ラーメン
海外 Kamitoku ramen hawaii Beefy Wild
岡山県 鶏ガラ人ガラの会 岡山鶏中華そば
長崎県 らーめん砦 佐世保貝白湯ラーメン
北海道 札幌みその 札幌濃厚毛蟹味噌らーめん
コラボ 麺や庄のXエビスコ酒場 かきの旨味塩中華そば
福島県 活力再生麺屋 あじ庵食堂 煮干し薫る 極上の喜多方ラーメン
コラボ なんつッ亭X蒙古タンメン中本 最強とんからマーラー味噌ラーメン
秋田県 麺屋十郎兵衛 秋田比内地鶏極太中華そば
滋賀県 ラーメンにっこう 燻製チャーシュー鶏白湯塩
鹿児島県 麺屋 剛 鹿児島豚骨しょうゆラーメン
大阪府 彩色ラーメンきんせい 黄金の燻製鶏塩ラーメン
コラボ 日本ラーメン協会コラボ 京都黒醤油ラーメン
コラボ 麺LABOひろXTRY ラーメン大賞（講談社） 柚子香る“極”白出汁そば
第2幕の出店（11月1日～11月5日）
福岡県 豚骨80周年SPラーメン（久留米大砲ラーメンX博多一風堂） ふるさとラーメン大爆発!!
大阪府 ヤマコプロジェクト 炙り花咲かに濃厚真鯛だし極上塩ラーメン
島根県 麺や拓 SHIMANEダブル醤油～自家製発酵ペースト～
富山県 越中富山伝承会 越中富山「創業245年米麹味噌」～W肉盛り 味玉入り～
山梨県 まくちゃんラーメン 炙り肉盛り甲州丸大豆醤油ラーメン
海外 Yume Wo Katare 京都～ボストン～そして世界へ～ ガッツリ系に終止符を打つ！
コラボ 武道家Xすずき家 旨い！ 濃厚とんこつラーメン
愛知県 麺座 かたぶつ 純系名古屋コーチン煮干し味～炙り豚照り焼きスペシャル～
熊本県 熊本ラーメン専門店 黒亭 熊本黒亭ラーメン
北海道 札幌ラーメン武蔵 熟成黒味噌らーめん
愛媛県 ラーメン大山家Xらーめん工房りょう花X麺彩房 愛媛松山甘旨醤油ラーメンNEXT
宮城県 らーめん五ノ風 仙臺ぶた味噌らーめん
栃木県 雷麺'z 雷麺'z流 次世代佐野ラーメン
石川県 金沢麺達兼六会 濃厚味噌「炎・炙」肉盛そば～金沢大吟醸味噌2017バージョン～
新潟県 神保町 可以 背脂煮干しラーメン
北海道 らぁめん銀波露 札幌 北海道濃厚香ばし豚骨味噌
コラボ 日本ラーメン協会コラボ 名店復刻！ 東京醤油ラーメン
コラボ MENSHOXラーメンWalker（KADOKAWA） 岩手がもの塩中華そば