【食レポ】牛肉タレ、ザーサイ、パクチーがもちもち食感の手打ち麺に絡んでウマウマ! 東京・水天宮前駅にオープンした蘭州拉麺の店「西北拉麺」
東京でじわじわとブームになりつつあるのが“蘭州拉麺”。蘭州拉麺(らんしゅうラーメン)は、牛肉のスープに、手打ちで伸ばして茹でた麺を入れた料理。
パクチーが入っているのが特徴のひとつで、ここ数年のパクチーブームにのって注目を集めています。
東京都内では蘭州拉麺をはじめ、中国本土で親しまれている料理が楽しめるお店が続々とオープンしていますが、今回行ってきたのは、そんなお店のひとつ。
10月23日に、東京・水天宮前にオープンした「西北拉麺」です。「西北拉麺」の麺料理は、オリジナルの“蘭州拉麺”から、中国・厦門市でさらなる進化を遂げた、いわば“改・蘭州拉麺”であるのが特徴。
とはいえ、蘭州拉麺自体が日本ではまだ馴染みが薄いわけで、オリジナルとの違いにはこだわらず、素直においしさを味わいたいところです。
「西北拉麺」で楽しめるメニューは、蘭州拉麺を油そばスタイルで楽しむ「牛肉拌麺」780円、より本場の蘭州拉麺に近い「牛骨薬膳拉麺」880円、お店オリジナルの「海老拌麺」780円、夜限定の「牛肉トマト拉麺」880円の4種類(価格は全て税込)。
ほかはドリンクのみと非常にシンプルなメニューとなっています。
「西北拉麺」のお店は、水天宮前駅から徒歩1分、人形町駅からも5分と駅から近く、離れたところからも行きやすいのも魅力です。
今回は、「蘭州拉麺」を油そばスタイルで楽しむ「牛肉拌麺」に、全てのトッピングメニューを加えた「牛肉拌麺 全部盛り」1,080円を注文しました。
なお、油そばスタイルな「牛肉拌麺」は麺同士がくっつきやすいとのこと。出されたらすぐ、牛肉ソースや各種具材が馴染むような形でしっかりと麺をかき混ぜていきます。
しっかりと牛肉ソースが麺に馴染んだタイミングで食べてみると、モチモチ食感の手打ち麺に、コクと塩気がほとばしる牛肉ソース、辛味を帯びたザーサイ、独自な香り漂うパクチーがマッチして素直にうまし!
「牛肉拌麺」に添えられていた熱々なスープは、牛の旨味が濃厚ながら後味は淡麗! 見た目通りの上品な美味しさに思わず笑みがこぼれます。
シンプルに「牛肉拌麺」やスープを楽しんだあとは、別皿に盛られていたパクチー、刻んだ牛肉を「牛肉拌麺」の上に乗せてしっかりとかき混ぜます。
後乗せしたトッピングメニューが麺全体に馴染んだタイミングで麺をすすってみると、モチモチ食感の麺、塩気と牛肉の旨味がほとばしる牛肉ソース、辛味が癖になるザーサイの風味が感じられたあとに、噛みしめるたびにウマさがにじみ出る牛肉、独自の香りが力強く効いて後味爽快なパクチーの風味が馴染んでめちゃウマ!
また、トッピングの煮玉子は、八角の香りが効いた中国スタイルな味付けではなく、黄身が半熟かつ醤油の風味が染みたジャパニーズスタイルなのが嬉しいところ!
美味しい上に量が控えめなこともあいまってあっという間に完食! ごちそうさまでした!
今回は、中国・厦門市でさらなる進化を遂げた蘭州拉麺が楽しめる「西北拉麺」で、日本の油そばのような麺料理となる「牛肉拌麺」を食べてきました。
手打ちでモチモチとした食感が楽しめる麺に、牛肉の力強い旨味とともに塩気がほとばしる牛肉タレ、辛味を帯びたザーサイ、独特の香りが癖になるパクチーが絡んでウマウマ!
さらに、別皿に盛られた牛肉、パクチーを追加することで、牛肉の力強い食感と美味しさ、爽やかさすら感じる大量のパクチーの風味がモチモチ食感の麺に絡んで異国情緒に満ちた美味しさに感動!
「牛肉拌麺」に添えられていた透明感満点なスープは、「蘭州拉麺」のスープ同様に牛の旨味が濃厚ながらも後味が軽やかで上品な美味しさ!
透明感満点な牛スープまで、一気に平らげてしまう淡麗なウマさ満点でした!
近年ブームの兆しを見せている本格的中国麺料理が気になる方は、人形町駅、水天宮前駅から近い「西北拉麺」で、汁なしの拌麺メニュー、汁ありの拉麺メニューの数々をぜひお試しください。