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あの有吉弘行“思い出のパン”「スペースアポロ」が卵増量でさらにおいしくリニューアル! 中も外も黒い「スペースアポロブラック」も新登場

[2022/10/4 11:25]

 フジパンが、クリームをサンドした人気商品「スペースアポロ」を2022年10月1日(土)にリニューアルしました。さらに、新製品「スペースアポロブラック」も期間限定で登場します。価格はオープン。

 「スペースアポロ」は、昭和50年頃にフジパンのグループ会社「ナガイパン」が製造・販売していた洋菓子です。テレビ朝日系で「マツコ&有吉 かりそめ天国」で取り上げられ、「幻のパン」として話題となりました。当時のレシピなど詳しい資料は残っておらず、唯一残っていた資料に映っていたパッケージ写真と当時を知る社員の記憶をたどり、試行錯誤を重ね再現に成功した商品です。当初は番組内だけの再現でしたが、反響が非常に大きく、緊急発売を決定しその後、定番商品となりました。

 今回、発売された昭和50年当時のレトロ感はそのままに、生地の食感を改良するため、配合するたまごの量を増量。スポンジケーキにミルク風味のクリームとザラメをサンドした素朴な味わいはそのままに、さらにおいしくなったとのことです。

 さらに、「スペースアポロ」の新製品として見た目にもインパクトのある「スペースアポロ ブラック」を期間限定で販売します。昭和レトロのイメージを表現するため、「ココア味」のスポンジケーキにこだわり、チョコクリームとザラメをサンドしています。洋菓子のパッケージでは珍しい「黒色」を採用。目をひく「黒」のイメージカラーで売り場を盛り上げるとしています。

「スペースアポロ」リニューアル

 ふんわりスポンジケーキにミルク風味クリームをサンド。ミルク風味クリームの上にざらめをトッピングし、食感が楽しめるという商品です。たまごの量を増やし、生地のしっとりした食感をさらに強くしたとのことです。

 エネルギーは342kcal。たんぱく質 5.3g、脂質 10.6g、炭水化物 56.4g、食塩相当量 0.39g、飽和脂肪酸 3.8g、トランス脂肪酸0g、コレステロール 101mg。

「スペースアポロ ブラック」新登場

 ふんわりココア味のスポンジケーキにチョコクリームとザラメをサンド。パッケージカラーに「ブラック」=「黒色」を採用。売り場でも目立つカラーリングが特徴となっています。

 エネルギーは359kcal。たんぱく質 5.8g、脂質 14.5g、炭水化物 51.4g、食塩相当量 0.39g、飽和脂肪酸 5.82g、トランス脂肪酸 0g、コレステロール 100mg。

「スペースアポロ」復刻の経緯

 フジパンのグループ会社「ナガイパン」が昭和50年頃に製造・販売していた洋菓子の「アポロ」を再現した商品が「スペースアポロ」です。

 事の起こりは、テレビ朝日系で毎週金曜日の20時から放送されている「マツコ&有吉 かりそめ天国」の2020年8月14日(金)の放送で、有吉弘行さんが幼い頃に食べたと記憶している思い出のパン“アポロ”を探すという企画が放送されたこと。ナガイパンの地元、広島市内でも「ネットにも出てこない謎のパン」としてSNS上で話題になりました。

 調べていくと“アポロ”は昭和50年頃にフジパンのグループ会社「ナガイパン」が製造・販売していた洋菓子であることが判明。同社内で調査を行なったところ、レシピなどの詳しい資料は残っておらず、唯一残っていた資料に映っていた写真と、当時を知る社員の記憶をたどり、試行錯誤を重ね商品の再現に成功したとのことです。

当時の商品画像

 この幻のパンの発売を望む声が多数よせられ、それに応える形で、2020年10月に期間限定で発売すると、僅かな資料と情報をもとに、再現された当時のパッケージも、レトロでありながら、印象的なデザインで大好評。初日に13万個売り上げるなど、当初の販売計画を大幅に上回り、一部注文された数量を確保する事が難しい状況になり、出荷数量制限がかかるほどでした。

 惜しまれながら発売を終了した「スペースアポロ」ですが、「発売をして欲しい」「食べてみたい」という熱いリクエストが多くよせられたことから、2021年3月からレギュラー販売されています。

[古川 敦]