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【食レポ】横浜赤レンガ倉庫で、日本各地の鍋料理が楽しめる「鍋小屋2017」スタート! 暖かい会場で鍋料理に舌鼓

[2017/1/23 10:27]

 明治の息吹が感じられる「横浜赤レンガ倉庫」にて、全国各地の鍋料理がいろいろと楽しめるフードイベント、「鍋小屋2017」が1月20日より始まりました! 期間は29日(日)までの10日間となっています。

 「鍋小屋2017」の会場内は、全てのブースがシームレスに続く横丁のような雰囲気をイメージ。イベント会場では各地の鍋料理が集う「選べる鍋コーナー」のほか、ベースとなる鍋を選んだあとに、好きな具材を盛り合わせて楽しめる「こだわり鍋コーナー」があります。

 雪降る初日に「鍋小屋2017」の会場に行ってみると、平日の昼間でありながらも利用者は多く、すでに会場内の席は6割ほど埋まっていました。

各地の鍋料理が楽しめる「鍋小屋2017」の会場は、「横浜赤レンガ倉庫」のイベント広場内の特設テント内にあります
初日かつ平日でありながらも、会場内の席は6割ほど埋まっていました

 ベースとなる鍋を決めた後に自由な具を選べる「こだわり鍋コーナー」も面白そうなのですが、今回は1人でいろいろな料理を食べてみたかったので「選べる鍋コーナー」に行ってみることに。まずは「47DINNING」ブースで、具たくさんな「浅草今半監修の47牛鍋」1,000円を注文しました(価格は全て税込)。

お肉たっぷりで具だくさんな「浅草今半監修の47牛鍋」を、「47DINNING」ブースで注文

 「浅草今半監修の47牛鍋」のパット見の印象は極めて地味ながら、メインのお肉は非常に大きくボリューミーな姿に大感動!

 肝心な味も脂の旨味たっぷりで美味しく、牛鍋ならではの甘いタレともバッチリマッチしていました。

メインのお肉は大変長くて大きく脂の旨味たっぷりで、牛鍋の甘いタレともマッチ!

 お肉ほどのインパクトはありませんが、甘い牛鍋のタレの旨味が染みきった豆腐もウマウマ! 甘味と旨味が入り交じった美味しさと、ぷよぷよとした食感が癖になる一品です。

甘い牛鍋の出汁が染みて、甘くぷよぷよ食感の豆腐もウマウマ!

 続いては、おつまみメニューも豊富な「赤レンガもつ肉店」で、横浜で1日に300杯売れてしまうキャッチコピーが気になった「もつ煮込み」500円をゲット!

「赤レンガもつ肉店」では、横浜で1日300杯売れるとアピールしていた「もつ煮込み」をゲット!

 「もつ煮込み」のメインとなるモツは、柔らかな食感と旨味にあふれて素直にウマイ! また、モツや味噌の旨味をしっかり吸った大根もウマさあふれてオススメです。

具だくさんな「もつ煮込み」で一番うまいのは、もちろん柔らかな食感と旨味あふれるモツ!
出汁の美味しさが染みきった大根も同じくオススメ!

 牛肉、豚のモツと続いたので、出汁にも具にも比内地鶏を使用した上に、きりたんぽ、せりを盛り合わせた「大館市直送! 名物きりたんぽ鍋」900円を「おおだて屋」で購入。

出汁も具も比内地鶏をたっぷり使った「大館市直送! 名物きりたんぽ鍋」を、「おおだて屋」で購入

 比内地鶏は、薩摩地鶏、名古屋コーチンなどとあわせて「日本三大地鶏」と評されていますが、舌に触れた瞬間から比内地鶏のお肉は旨味に満ちあふれていてビックリ!

比内地鶏のお肉は舌に触れた瞬間から他の鶏肉とは別次元にウマイ!

 熱々なきりたんぽからは、出汁から感じる比内地鶏のパワフルな美味しさ、具のきのこから染み出た滋味深い旨味が両方楽しめて激ウマです。

比内地鶏の力強いウマさと、滋味深いきのこの旨味がクロッシングした出汁の旨味を吸ったきりたんぽは絶品!

 牛、豚、鶏をメインとした鍋料理を楽しんだあとは、酒粕をメインに据えた「白雪鍋」900円を「白雪鍋と串カツ」ブースで注文してみることに。

「白雪鍋と串カツ」ブースより、酒粕を使ったことで真っ白な「白雪鍋」をチョイス

 「白雪鍋」は、具だくさんなことに加えて、雪が降り積もったような姿が大変フォトジェニック! 特にボリューム満点な海老の身はプリプリとした食感で、頭の部分には濃厚なウマさに満ちた味噌がたっぷり!

フォトジェニックな「白雪鍋」でオススメな具は、プリプリとした食感が楽しめる身、味噌は濃厚なウマさに満ちた大きなエビ!

 見た目の華やかさには欠けますが、力強い脂の旨味と甘味が感じられる豚肉も鬼ウマ! 写真映えの良さと、まとまり感のある美味しさを兼ね備えた美白な鍋料理でした。

見た目は地味ですが、脂の旨味と甘味が感じられる豚肉は鬼ウマ!

 最後はラム生姜鍋、地酒、地ビールに力を入れる「遠野屋」ブースより、ラム肉をメインにした「ほっかほかラム生姜鍋」900円をいただきます!

最後の鍋として、ラム肉をメインに据えた「遠野屋」の「ほっかほかラム生姜鍋」をいただくことに

 ベース出汁はスッキリとした旨味に加えて、生姜がバッチリ効いているので、ラム肉ならではのクセを感じること無く、純粋にラム肉の力強いウマさが楽しめます!

ラム肉は生姜がバッチリ効いているので、クセのある香りを感じること無く、旨味あふれるラムの美味しさが味わえます

 素のままでは大人しい美味しさの「ほっかほかラム生姜鍋」ですが、一緒についてくる辛味噌を入れることで辛みとコクがぐぐっとUP! 生姜と辛味噌の刺激が加わったことで、ぽかぽかと身体が温まる鍋料理へと変化します。

さらに「ほっかほかラム生姜鍋」についてくる辛味噌を入れることで、パワフルな美味しさがぐぐっとUP!

 なお、「遠野屋」ブースでは遠野の地ビールもいろいろと楽しめるようなので、今回は採れたての遠野産のホップを使った「遠野の華」600円をオーダー。採れたてホップならではの力強い爽やかな香りに加えて、キリッとした苦味が心地の良い地ビールでした。

遠野の採れたてホップを使った「遠野の華」は、ホップの力強い香りとともにキレのある苦味が心地のよい地ビール


 今回は、初日の「鍋小屋2017」で、お一人様でもしっかりと楽しめる「選べる鍋コーナー」より、気になる鍋料理を5種類食べてきました!

 近年の食イベントは、価格に見合った美味しさやボリュームが感じられるイベントが多く、今回の「鍋小屋2017」で楽しめる鍋料理も味、ボリュームともに大満足!

 とくに、最初に食べた「浅草今半監修の47牛鍋」のお肉の大きさと美味しさには大感動! そして、具や出汁からもパワフルなウマさが楽しめた「大館市直送! 名物きりたんぽ鍋」は、比内地鶏の素材の力強さにマジびっくり!

 他の鍋料理も含めてガッカリ感はゼロの、で大満足なフードイベントでした。

 なお、今回は早々にお腹がいっぱいになってしまったので試せませんでしたが、会場奥には各地のおつまみメニュー、地酒などが楽しめるコーナーも。

 おつまみメニューを見てみると、陸前高田市米崎産「米崎牡蠣(蒸し)」600円、九十九島とらふぐを使った「ふぐから」800円などのお酒が美味しく楽しめそうなメニューばかり。鍋をメインとした食事利用とあわせて、ちょい飲み利用もしっかりと楽しめそうです。

会場奥の「こだわり鍋コーナー」の隣には、各地の厳選素材を活かしたおつまみメニューが楽しめるブースがあります

 イベント会場となる「横浜赤レンガ倉庫」は、オフィスビル群や神奈川県庁を始めとした官公庁施設からも近く、営業時間は12時から21時30分まで(料理の販売終了時間は21時)と仕事帰りにも楽しめます。

 1人でもグループでもしっかりと楽しめる「鍋小屋2017」は、いつもと違うアフター5を過ごしたい人にもオススメな食イベントです。

[池延大栄(大帝オレ)]