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吉野家の「築地一号店」が本日6日(土)閉店! 71年の歴史に幕。築地一号店のみの中古丼のプレゼントも~「豊洲市場店」は10月11日(木)にグランドオープン

[2018/10/6 11:08]

 築地市場の移転に伴い吉野家の「築地一号店」が2018年10月6日(土)13:00に閉店します。1899年、東京都中央区日本橋にあった魚市場に個人商店として吉野家が誕生。1945年3月10日に発生した東京大空襲で店舗を焼失した吉野家は、すぐに屋台で営業を再開。1947年に築地市場に吉野家一号店として新たなスタートを切りました。


 15席の店舗で多くの注文をこなすため牛丼以外のメニューを排除。牛丼単品での勝負に打って出て、焼豆腐や筍を取り除き、たっぷりの牛肉と玉ねぎだけのシンプルな「牛丼」が生まれました。47個の穴のあいたお玉の開発、盛り付けオペレーションを構築。大半は常連のため、従業員は顧客の顔を覚え、席に座るやいなや間髪いれずに牛丼を提供。1日の来店者数1,000人、1日66回転を実現していました。

吉野家と築地の歴史

 築地一号店では、先代の社長である安部修仁氏や、吉野家の歴史をつくってきた人々がアルバイトから経験し成長した、青春の学び舎でもあったそうです。2016年8月31日には、築地・波除神社に「吉野家 築地一号店 記念石碑」を奉納しています。

石碑奉納

 また、「築地一号店」閉店を記念して、吉野家の公式Twitter(@yoshinoyagyudon)では、吉野家築地一号店のみで“使用していた”中古の丼のプレゼントも実施しています。


 なお、10月11日(木)5時には「豊洲市場店」がグランドオープンします。ただし、開店から当面の間は、市場関係者のみ利用できます。

[古川 敦]