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【食レポ】牛1頭で600gしか取れない希少部位「うわみすじ」を牛角で! 牛角の秋冬イチ押しメニュー総まくり試食レポート

[2016/11/18 11:49]

 焼肉チェーン「牛角」では、焼肉チェーン店では初めての取り扱いとなる「うわみすじ」を11月22日から販売開始します。提供期間は12月29日(木)まで。

 牛角が期間限定で提供する「うわみすじ」は、牛1頭からわずか600gほどしか取れない希少部位。ヒレのような柔らかい食感と赤身のならではのさっぱりとした旨味が楽しめるとのこと。価格はレギュラーサイズ(約400g)が2,780円、ハーフサイズ(約200g)1,580円、角切りサイズ(約70g)が590円(税別)。

 今回いち早く「うわみすじ」をはじめ、秋冬グランドメニュー、現在の人気メニューなどを試食する機会をいただいたので、さっそくレポートします。

 新メニューを食べる前に、牛角オススメメニューを展示したコーナーを見てみると、昨今「肉バル」が流行っていることを反映してか、ワインと一緒に楽しめる料理に力を入れているようです。

つまみメニューも充実させた「牛角」では、流行りの「肉バル」のような利用もできるように

 席に着いて最初に出てきたのは、「うわみすじ」メニューで一番大きなレギュラーサイズ(400g)。テーブルに届いた時点ではまだ火が通っていませんが、肉バルで見る塊肉ステーキのような存在感に惚れ惚れします。

期間限定販売の「うわみすじ」レギュラーサイズ。ボリューム感にビックリ!

 牛角は自分で肉を焼いて楽しむ焼肉店なので、このうわみすじの塊肉も自分で金網に置いて焼きます。加減としては、肉全体に少し焦げ目がつくまでが目安ですが、もっとレアで、ウェルダンでなどお好みで調節できるのも楽しいところ。

「表面が軽く焦げるくらいまで火を通すとベスト」とは牛角の方のアドバイス

 表面が軽く焦げ目がついたところでウッドプレートの上へ。これだけ見ると、焼肉というよりも肉バルで楽しむステーキメニューそのもの! 考えたら、焼肉屋さんには炭火と網があるわけで、スライスした肉に限らず何でも焼けるんですよね。

ウッドプレートに「うわみすじ」を置いてカットしたところ。これだけ見るとステーキ屋さんか肉バルのよう

 商品説明にはヒレのような柔らかい食感が特徴とあったので、その言葉を信じて厚めにカット! 分厚い「うわみすじ」にかぶりつくように食べてみると、赤身肉ならではのさっぱりとした美味しさに加えて、厚切りならではの柔らかな食感に感動しました!

「うわみすじ」は、赤身ならではのさっぱりとした美味しさと柔らかな食感に驚き! 厚切りが店のおススメ

 「うわみすじ」には調味料として炭塩、塩昆布、きざみ生姜、マスタードソース、ガーリックバターが付いてきます。

 一通り試してみましたが、一押しはマスタードソース。コクのある辛味のマスタードソースと一緒に食べることでよりお肉の旨味を引き出し、野趣あふれる姿の塊肉をより美味しく楽しむことができました。

さっぱりとした「うわみすじ」には、辛味とコクの効いたマスタードソースが一番マッチしているように感じました

 続いて、隠し包丁を入れることで食感を良くする工夫が施された「厚切りハツ」590円を試食。分厚いので火が通るのに時間がかかるかと思ったのですが、想像以上に火の通りが早くてびっくり。焼くときは目を離さないようご注意!

「厚切りハツ」。生のままでもウマそうなんですが焼いていきます
分厚い見た目のわりに火が通るのが早い「厚切りハツ」。焼くときはご注意!

 「厚切りハツ」はお店おすすめメニューとあって、何もつけなくてもプリプリした食感とジューシーな美味しさが楽しめますが、添えられた生姜と一緒に食べると、より後味がスッキリと楽しめます!

プリプリ食感とジューシーな旨みたっぷりな「厚切りハツ」は、生姜との相性が最高

 「ミノの焼きしゃぶ」590円は、ミノを薄くカットしたことで遠目から見ると「ふぐ刺し」のようにも見える一品。焼きしゃぶなので、当然ながら金網の上で焼いて調理していきます。

「ミノの焼きしゃぶ」は、薄くスライスしたことで遠目から見ると「ふぐ刺し」のように身が少々透けて見えます
「ミノの焼きしゃぶ」は商品名の通り、金網の上で焼いていただきます

 焼きあがったミノはコリコリとした食感に加えて、噛みしめるたびに旨味がたっぷり! さらに塩昆布を添えて食べることで、塩昆布の塩気と旨味が想像以上にミノとマッチ! 食材としての昆布の有能さに驚きました。

ミノは素のままでもコリコリとした食感と染み出るウマさが格別ですが、塩昆布を添えるとさらにウマウマ!

 お肉やホルモンを楽しんだ後は、「牛角」流生ハムメニューな「牛生ハム」590円を試食。

 「牛生ハム」は、生ハムならではのレアな食感、熟成された美味しさに加え、普通の生ハムからはあまり感じられない牛ならではの力強い美味しさ。マジで激ウマ! 今すぐ小売販売して欲しいと思ったくらい衝撃的なウマさでした。

お持ち帰りメニューにしてほしい「牛生ハム」。激ウマです!

 シメに、“焼肉の後に美味しく楽しめる”がコンセプトの「煮干し醤油ラーメン」690円を試食。

 煮干しと比内地鶏の出汁を組み合わせたスープは、濃厚な旨味が感じられながらも後味はスッキリ。ダブルスープ仕立てなスープに合わせた麺は中太でしこしことした食感のものを使用し、当然ながらスープともしっかりとマッチ!

 旨味たっぷりなのに後味はすっきりキレのいいラーメンです。

「煮干し醤油ラーメン」は、煮干し出汁と比内地鶏を組み合わせたダブルスープ仕立て
シメのラーメンを意識して開発したと「牛角」の方から話があった通り、旨味がたっぷりなのに後味はスッキリ
中太麺はしこしことした食感で、旨味たっぷりで後味にキレのある煮干し醤油スープとの相性抜群

 デザートには、メロンパンとアイスクリームが別皿の「炙ってメロンパンアイス」を。

シメのデザートメニューより、「炙ってメロンパンアイス」を試食

 食べる際にはメロンパンを金網の上で軽く炙ってから食べるのがオススメとのことで、まずはメロンパンを焦げないくらいのタイミングでさっと炙ります。

 メロンパンを炙ったあとは、中にアイスクリームと生クリームを入れて食べてみると、炙ったことでサクサク感が増したメロンパン、熱でとろけるアイスクリーム、こってりとした生クリームが三位一体となってしっかりマッチ!

メロンパンはかるく炙ってからアイスを入れます。サクサク食感のメロンパンと、熱でとろけるアイスクリーム、こってりとした生クリームが三位一体となって激ウマ!

 最後に食べた「カッサータサンド」は、イタリア発祥のドルチェである「カッサータ」をモチーフにしたスイーツ。

 クッキーに挟まれた「カッサータ」にはドライフルーツがたっぷり使われています。ドライフルーツがアイスクリームの水分を吸って膨らみ、フルーツならではのフレッシュ感も同時に楽しめるグルメなスイーツです。

「カッサータサンド」は、ドライフルーツ入りのチーズアイスをバターサンドで挟んだもの。想像以上にフルーティーな美味しさにビックリ!

 今回は「牛角」のご厚意により発売に先行して期間限定メニューの「うわみすじ」のほか、現在の人気メニュー、冬季期間のグランドメニューを通して楽しみました。

 特に「うわみすじ」は見た目のインパクトが絶大で、自らの手で焼きあげた後にナイフでカットした後の姿はまるで「肉バル」で注文したかのようなステーキを思わせる迫力!

 自身で焼く手間は掛かりますが、手間の分だけ「肉バル」のステーキよりも価格は安価でありながらも、お肉の質はそれ以上に美味しい部位が楽しめることに本当に感動しました!

 その他のメニューもザ・焼肉店的なメニューばかりではなく、「肉バル」を意識したメニュー、シメのデザートやラーメンまで網羅することで、焼肉を食べに行く以外の利用方法として。飲みの場としても使えるようなメニューに変化していたのが印象的でした。

 「うわみすじ」が楽しめるのは12月29日まで。忘年会でも、家族や友人との会食でも、うわみすじをプラスしたらテンション上がること間違いなしです。

[池延大栄(大帝オレ)]