【食レポ】「新横浜ラーメン博物館」で注目の新店が2店続けてオープン! ニューヨーク発祥の「YUJI RAMEN」、利尻昆布の出汁がウマい「利尻らーめん 味楽」
新横浜駅の近くで数々のラーメンの名店の味が楽しめるフードテーマパークと言えば、新横浜駅から歩いて7分ほどのところにある「新横浜ラーメン博物館」。3月は1日オープンの「利尻らーめん 味楽」に続いて、「YUJI RAMEN」が16日にオープンしました!
先行してオープンした「利尻らーめん 味楽」は、店名の如く利尻島にあるラーメン店で、動物系の出汁とともに日本三大昆布の1つである「利尻昆布」をたっぷり使ったスープがウリ。
続いてオープンした「YUJI RAMEN」は、ニューヨーク・ブルックリン発祥のラーメン店で、マグロのアラをローストし強火で白濁させた鮪骨(ツナコツ)スープが売りの逆輸入ラーメンとのこと。どちらのお店も魚介出汁をメインにしたスープを使っているのがポイントです。
「新横浜ラーメン博物館」サイト上の説明を見る限りではどちらのお店も美味しそう。早速、どちらのラーメンが美味しいか確かめるため、「新横浜ラーメン博物館」に行ってきました!
まずは、オープンしたばかりとあって5分ほどの待ち時間だった「YUJI RAMEN」へ。「YUJI RAMEN」には看板メニューの「ツナコツラーメン」900円、具だくさんな「Oh! マイ まぜめん」1,350円などのメニューがありましたが、今回はお店イチオシな「ツナコツラーメン」900円を食べてみることにしました。
マグロのアラを使ったスープは鶏白湯スープそっくりな白濁色スープで、キリッとしたマグロの旨味とともに隠し味として使用された柚子胡椒の辛さがアクセントとなって後味スッキリ! 海外で産声をあげた逆輸入版なラーメンとあって、比較的塩気がマイルドなのも特徴的です。
メインの具は、箸でつまんだ瞬間に崩れ落ちるほどに柔らかなマグロの大トロチャーシュー! 大トロチャーシューを崩さないようにレンゲで掬って食べてみると、トロならではの濃厚な旨味たっぷりでメチャウマ!
細くモチモチとした食感の麺は、マグロの旨味と柚子胡椒の刺激が染み渡る上品な美味しさのスープとマッチ! なお、「ツナコツラーメン」には動物系素材が一切使用されておらず、旨味がしっかりと感じられながらも後味がすこぶる軽い点が嬉しい1杯でした。
続いて足を運んだ「利尻らーめん 味楽」は、平日なのにもかかわらず待ち時間は30分と大人気っぷりに驚き! 今回は出汁はもちろんのこと、具にも“利尻昆布”を使った「焼き醤油ラーメン」900円を注文しました。
味の良さから評判を呼ぶ“利尻昆布”に加えて、豚骨、鶏ガラ、野菜から取った出汁、焦がし醤油タレをブレンドした茶褐色のスープは、それぞれの素材の旨味成分が重なり合うことで、今までに感じたことのない力強いウマさに驚嘆! 特にずば抜けて力強く感じられる昆布だしのウマさがたまりません!
具には出汁の原料となった利尻昆布に加えて、もやし、めんま、ネギ、チャーシューが入って具だくさん。特に分厚く脂の甘味に優れたチャーシューは、“利尻昆布”の旨味に満ちたスープに負けない位に美味しくてびっくり!
「焼き醤油ラーメン」には中太の黄色いちぢれ麺が使用され、しっかりと力強いスープの旨味を麺全体で受け止めながらも、ツヤのある舌触りとモチモチとした食感がしっかり楽しめてスキのないウマさに感動! 何はなくとも昆布出汁の圧倒的な美味しさに驚いた1杯でした。
今回、「新横浜ラーメン博物館」に同月オープンした「利尻らーめん 味楽」、「YUJI RAMEN」に行ってきました!
3月オープンの2店舗はともに、出汁に海産物をメインに据えた1杯が楽しめるお店。
圧倒的な昆布だしのウマさに驚いた「焼き醤油ラーメン」、優しくスッキリとした舶来ラーメンならではの美味しさが楽しめる「ツナコツラーメン」ともにウマウマ! どちらも美味しく楽しめたものの、出汁文化に慣れ親しんだ身としては圧倒的な昆布だしのウマさが楽しめた「焼き醤油ラーメン」の美味しさに衝撃を覚えました。
なお、「新横浜ラーメン博物館」内の「利尻らーめん 味楽」ブースの待ち時間は平日でも30分ほど、土日祝日は1時間から2時間ほどと大人気! しかしながら、利尻島にある本店に足を運ぶよりは行くまでのハードルは低いと思いますので、ラーメン好きな方はぜひ「新横浜ラーメン博物館」内にテナントを構えている間に足を運んでみては!