【食レポ】鮨屋が提案する「肉を焼かない焼肉」! 銀座三越新館にオープンした「焼うお いし川 銀座凛華楼」でいくら・うに・炙ったまぐろの豪華絢爛「至福の三色丼」、焼うお、お刺身など冴えわたる職人技を堪能!
魚推しの飲食店を複数運営する有限会社築地青空は、「焼うお いし川」の築地本店、六本木、名古屋、博多、ベトナム・サイゴンに続く6号店として「焼うお いし川 銀座凛華楼」を2025年9月25日に「銀座三越新館」12階にオープンしました。
「焼うお いし川」は、“肉を焼かない焼肉”をテーマに焼肉のように魚を味わえるお店で、素材をダイレクトに活かした刺身の盛り合わせ、海鮮丼なども用意されています。
今回は、営業開始前に行なわれたメディア向けの試食会に参加。実際に食べてみたリアルな感想をお伝えします。
今回は「三色丼 SANSYOKUDON コース」(税込15,000円)を試食しました。内容は以下のとおり。
・至福の三色丼
・菊花、法蓮草、榎茸お浸し
・本日のお刺身3種類(内容:鹿児島産釣りあじ、北海道産水だこ、愛媛産真鯛)
・焼うお7種類盛り合わせ(内容:いわし、めひかり、まぐろの大トロ、まぐろの頬肉、とらふぐ、のどぐろ、大穴子)
・オクラと豆乳のすりながし
・ハマグリ冷麺
・揚枝甘露(読み:ヨンジーガムロ)
まずは、主役の「至福の三色丼」が登場!
「至福の三色丼」は、赤酢を使った酢飯にいくらとうにを乗せた上で、職人の手で炙ったまぐろを豪快に盛り付けた豪華絢爛な丼!
「至福の三色丼」は、火で焼いたことで香ばしさと身と脂の旨味が弾けるまぐろに、濃密な旨味のうに、口の中でプチプチと弾ける味も濃いいくらをまとわせて頬張ると、めちゃんこ美味! 続けて、清々しい酸味の赤酢を使った酢飯をつまむと後味キリリ!
お好みで別途用意された薬味の葉ニンニクの漬物を追加することで塩気と香気が増し、赤酢の酢飯との親和性が高まってモリモリと食が進みます!
続いて登場した「菊花、法蓮草、榎茸お浸し」は、葉物野菜のような歯ざわりの菊花と、ほろ苦さがあと引く法蓮草、コリコリ感が楽しい榎茸に蟹の身とみそをMIXしたことで旨味も上々です。
「本日のお刺身3種類」は、身がプリプリかつ身と脂の旨味がパワフルな鹿児島産釣りあじ、モッチリとした身質と優しい甘味が癖になる北海道産水だこ、身のハリとキレのある旨味が素晴らしい愛媛産真鯛の3種盛りで、ぺろりといただきました。
その後は最も「焼うお いし川 銀座凛華楼」らしい料理の「焼うお7種類盛り合わせ」がスタンバイ。「至福の三色丼」のまぐろ同様に順々に火を通していくのですが、最初から最後まで全ての所作が滑らかな点に感動!
肝心の味も、脂のノリが極上ないわし、柔らかく温和な旨味が特徴のめひかり、兎にも角にも脂の旨味が激強なまぐろの大トロ、まるで牛肉のような質感と味のまぐろの頬肉、じんわり染み入る身の旨味と、食欲を誘うニンニクと辛味を加えたタレのコンビネーションが絶妙なとらふぐ、攻撃的な脂の旨味が印象に残るのどぐろ、身の旨味と弾力が素晴らしい大穴子に至るまで、どれも絶品でした!
怒涛の勢いで、生でも、熱々でも数々の鮮魚を楽しんだあとは、オクラの清涼感、絶妙な塩気、豆乳の円やかさ、高級感を醸し出すいくらとうにをあしらった「オクラと豆乳のすりながし」が登場。
続いて、透明感がありながらもコシの強い麺と、ハマグリの旨味や鋭い塩気、刻んだ木の芽(山椒の若葉)のアロマが舞うスープが特徴の「ハマグリ冷麺」を堪能し終えたらフィナーレへ!
最後は、フルーティーな風味と甘さが心地よいマンゴーソースと、リコッタチーズのような舌触りの杏仁豆腐、鮮やかな赤色が映える大きめのクコを飾った「揚枝甘露」を平らげて「三色丼 SANSYOKUDON コース」を締めくくりました。
ごちそうさまでした!
「三色丼 SANSYOKUDON コース」や、その他コース、アラカルトメニューが気になる方は、銀座駅や東銀座駅から徒歩で楽々アクセス可能な「焼うお いし川 銀座凛華楼」に足を運んでみては?