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これは絶対行っとくべき! めちゃウマな全国の銘柄牛が一度に楽しめる「東京和牛ショー2016」実食レポ~11/23(水・祝)まで!

[2016/11/21 14:10]

 各地の和牛の美味しさを舌の上で体感できるフードイベントとして、11月18日(金)から11月23日(水)までの6日間、東京・駒沢公園で「東京和牛ショー2016」が開催中です。

「東京和牛ショー2016」は広々とした駒沢公園が会場。会場内のスペースに余裕があること、イートインスペースも多いので快適に食事が楽しめます

 混雑覚悟で11月20日の日曜日、「東京和牛ショー2016」の会場となる駒沢公園に行ってみると、今まで参加したどの食フェスよりもスペースが広い!

 今回は各地のブランド牛が楽しめるというヒキの強いフードイベントで、しかも日曜日。会場はもちろん大混雑なのですが、イートインスペースの場所が広く確保されていることで、「座って食べる場所がない!」という、フードイベントでありがちなイートインスペース難民には一度もならずに済みました。

 「東京和牛ショー2016」の出店者は以下の通り。ドリンクコーナーは、ビール、ハイボール、ワイン、ソフトドリンクと日本酒を提供。20日(日)と23日(水・祝)限定で、日本酒を提供するドリンクコーナーではもつ煮を販売します。

・神戸フランツ(壺プリン、チーズケーキ)
・Halal焼肉 成田屋(常陸牛)
・渋谷 牛門(松阪牛)
・庵 Guri de 2909(前沢牛)
・元祖もつ鍋博多屋赤坂店(和牛もつ鍋)
・肉饂飩とみ坂(武州和牛の肉うどん)
・特選牛ステーキコーナー(秋川牛・神戸ビーフ)
・前沢牛ローストビーフコーナー(前沢牛)
・ビストロ ル コントワール クエルクス(仙台牛のコンフィを使った寿司)
・六本木横丁 大親分(かずさ和牛)
・WAGYU DELI BURGER'S(近江牛・飛騨牛)
・焼肉よろい(ふらの牛 カレーとステーキ)
・Bistro BASH(鹿児島黒牛など九州産和牛)

「東京和牛ショー2016」は、各地のブランド牛が楽しめるとあって大人気!

 イートインスペースが広く取られていることを確認したあとは、イベントでの最初の食事として「前沢牛ローストビーフ 100g」1,500円をオーダー。なお、前沢牛は自由党代表「小沢一郎」氏の出身地である、奥州市で肥育されたブランド牛肉です。

イベントでの最初の食事は「前沢牛ローストビーフ」コーナーで、「前沢牛ローストビーフ 100g」をオーダー

 早速「前沢牛ローストビーフ」を食べてみると、冷えた状態での提供でありながらも柔らかな食感と、お肉の旨味と脂の甘味がバランス良く感じられてウマィ! ブランド牛を使ったローストビーフとあって、安価なローストビーフとは別次元の美味しさににビックリです。

「前沢牛ローストビーフ」は、冷えた状態での提供でありながらもお肉が柔らかな食感で、脂の甘味とお肉の旨味がバランス良く楽しめます

 今度は、都立大学駅近くのビストロ「ビストロ ル コントワール ド クエルクス」より、「原田さんが選んだ仙台牛しゃぶしゃぶコンフィ寿司」1,500円をチョイス。料理は肉寿司と思いっきり”和”ですが、ビストロの作る肉寿司とあって、ガリの代わりに酸味が効いたザワークラウトやピクルスを添えており、洋風な雰囲気です。

「ビストロ ル コントワール ド クエルクス」の「原田さんが選んだ仙台牛しゃぶしゃぶコンフィ寿司」には、ビストロの肉寿司とあって、ガリの代わりのザワークラウトやピクルスが添えられています

 素のままでも絶品な仙台牛ですが、コンフィのように低温の油の中で茹でることで独特の柔らかな食感に加えて、肉寿司ならではのレア感もしっかりと再現! また、シャリも口の中で解れる位の握り加減とあって、お寿司としての完成度も高さも感じました。

仙台牛をコンフィにしたものを寿司ネタにしているとあって、柔らかな食感と肉寿司ならではのレア感も感じられ、肝心なシャリも柔らかすぎず硬すぎずな握り具合でウマウマ!

 ここまではサシが入ったお肉を食べてきたので、ちょっと気分を変えて「庵 GuRi de 2909」ブースで「短角牛のステーキ丼」1,600円を食べてみることに。

赤身が特徴の短角牛を使った「短角牛のステーキ丼」を「庵 GuRi de 2909」ブースでチョイス

 短角牛は黒毛和種と比べてお肉にサシが入りにくいことから、赤身肉ならではのさっぱりとした美味しさが味わえることもあり、濃いめな美味しさのにんにく醤油タレとの相性抜群! 当然ながらご飯も勢い良く進みます。また、キャベツを添えて食べることで塩気が薄れて後味スッキリ! 最後まで味に飽きることなく赤身肉の美味しさが楽しめます。

短角牛はサシがあまり入っていないこともあって、さっぱりと赤身肉ならではの美味しさがガッツリ感じられ、濃いめなにんにく醤油タレともしっかりマッチ!

 魅惑なネーミングに惹かれて「特選牛ステーキ」ブースに行ってみると、「神戸ビーフステーキ 200g」8,000円、「秋川牛のサイコロステーキ 100g」2,000円の2種類のステーキが楽しめます。今回は初めて名前を聞いた、秋川牛の美味しさに興味があったので「秋川牛のサイコロステーキ 100g」2,000円を食べてみることにしました。

「特選牛ステーキ」ブースでは名牛「神戸ビーフ」のステーキもあって迷いましたが、今回は東京都あきる野市が産地である、「秋川牛のサイコロステーキ 100g」を食べてみることに

 生産地も食べる場所も東京都なので紛れもなく地産地消なステーキである「秋川牛のサイコロステーキ」は、脂とお肉の美味しさのバランスが取れていてまさに絶品! 加えて適度な弾力ある歯ごたえが加わることで食後の満足感も高く、初めての「秋川牛」へのトライは良い思い出作りとなりました。

食べる場所も生産地も都内と、地産地消な「秋川牛のサイコロステーキ」は、脂身とお肉の旨味がバランス良く感じられ、さらに適度な歯ごたえが加わることで食べた時の満足感も高め!

 続いては気分を変えて、グルメハンバーガーブースの「WAGYU DELI BURGUR’S」へ。「WAGYU DELI BURGUR’S」では、飛騨牛を使ったハンバーガー、近江牛を使ったハンバーガーが楽しめます。近江牛と言えば神戸ビーフ、松阪牛とともに三大和牛の1つと言われてることから味に期待! 今回は迷わず「近江牛バーガー」1、000円を注文しました。

「WAGYU DELI BURGUR’S」では、神戸ビーフ、松阪牛とともに三大和牛の1つとして数えられる近江牛を使った「近江牛バーガー」を注文

 「近江牛バーガー」は、具材を包み込む分厚いバンズ、口に触れた瞬間からウマイと分かる肉厚なパティ、大きく衣はカリッと中は甘みのあるオニオンリング、コクのあるトマトソースがしっかりとマッチ! 圧倒的な近江牛の美味しさに甘えること無く、ハンバーガーとしての美味しさもしっかりと感じられます。

「近江牛バーガー」は、分厚いバンズ、旨味たっぷりで肉厚なパティ、衣はカリッと中は甘味のあるオニオンリング、コクのあるトマトソースが効いたハンバーガー

 イスラムの教えで「許されている」と言う意味のアラビア語でハラル(ハラール)という言葉がありますが、近年イスラム教の方が安心して利用できる商品の認証として「ハラル認証」があります。

 「東京和牛ショー2016」でも「ハラル認証」を獲得した焼肉店「Halal焼肉 成田屋」が出店しています。物珍しさに加えて久々に常陸牛の美味しさに舌鼓を打ちたくなったので「常陸牛 モモ ブロックステーキ」2,000円を購入しました。

まだまだ珍しい珍しいハラル対応のお肉が楽しめる「Halal焼肉 成田屋」より、「常陸牛 モモ ブロックステーキ」を選択

 「ハラル認証」を得るにはイスラム法に則した形で屠畜した肉を使うとのことですが、実際に食べてみると口の中で適度な弾力が感じられ、さらに歯に力を入れると肉汁プッシャー!

 通常のお肉と「ハラル認証」を獲得した肉で味の面で違いが出るのかはまでは分かりませんが、今回の常陸牛は脂の旨味が勝ったジューシー感満点な美味しさが楽しめました。

食感は適度な弾力が感じられ、直後に肉汁プッシャー! 脂の旨味が勝ってジューシー感満点な美味しさです

 そろそろお腹が膨れてきたので、〆として楽しめそうな「北の国から2016 ~贈り物~ ふらの牛カレー」1,300円「焼肉よろい」ブースで発見。美味しそうな香りにつられてGETしました。

〆の1品としてオススメなメニューとして、「焼肉よろい」ブースより、「北の国から2016 ~贈り物~ ふらの牛カレー」をGET!

 カレーの中には大きく柔らかく煮込まれたお肉がたっぷり! カレールーはスパイスの風味よりもお肉の旨味を活かした優しい美味しさが楽しめます。

カレーはお肉の旨味を活かした優しい美味しさで、具には柔らかく煮込まれたお肉がたっぷり!

 シメの前にもう1つお肉が食べたくなったので、「渋谷 牛門」ブースに行ってみると、ステーキメニューやすき焼きメニューを発見。

 今回は数量限定メニューの「松阪牛サイコロステーキ」2,500円を購入しました。「松阪牛サイコロステーキ」は想像以上に分厚くボリューム満点! 以前松阪牛を食べた時は、脂の旨味たっぷりなすき焼き用の薄切り肉だったので、ステーキの場合はどんな味わいなのか想像しながら食べてみることにしました。

しゃぶしゃぶやすき焼きで楽しむことの多い「松阪牛」を使った「松阪牛サイコロステーキ」を、「渋谷 牛門」ブースでオーダー

 分厚く食べごたえのある松阪牛のステーキは、厚さに比例した力強い弾力のある食感で、脂の旨味もお肉の旨味も強烈! 今回「東京和牛ショー2016」で食べたお肉の中で1番ウマイ! と思える一品です。

「松阪牛」と言えば脂の旨味が濃厚なイメージがありますが、ステーキにして食べることで弾けるような食感、お肉の旨味、濃厚な脂の旨味が感じられます。今回食べた料理の中で1番ウマイ!

 最後はスッキリ楽しめそうな〆の1品を探しに「肉饂飩とみ坂」ブースへ。「肉饂飩とみ坂」ブースでは、埼玉県の和牛ブランド牛「武州和牛」を使ったうどんが楽しめます。今回は胡椒が効いてスパイシーなお肉と、柔らかく煮込まれた牛すじを相盛にした「武州和牛の相盛りうどん」1,000円を注文しました。

〆として、胡椒の風味とお肉の旨味が生きたお肉と、柔らかく煮込んだ牛すじを合盛りにした「武州和牛の相盛りうどん」を、「肉饂飩とみ坂」で購入

 「武州和牛の相盛うどん」は、具のお肉の美味しさに頼るだけではなく、うどんからは艶、しっかりと出汁の旨味が感じられ、おまけに後味さっぱり! イベントの最後の食事として大変オススメな1杯をもって食事を終えました。

「武州和牛の相盛うどん」はお肉の旨味もさることながら、うどんからは艶、しっかりとした旨味が感じられる出汁の旨さがたまらん1品で〆にオススメ!

 今年は秋以降、フードイベントに参加する機会が多いのですが、イベントごとに店舗の配置、イートインスペースの配置やスペース、スタッフの対応、そして一番大事な料理の質などまで様々。良くも悪くもいろいろなことを感じることがあります。

 そんな中、今回参加した「東京和牛ショー2016」は、料理も美味しく、イートインスペースも大量に設置されていて大満足! また、運営スタッフの対応もよく、今年参加したフードイベントの中で一番来て楽しかったと思えたイベントでした。

 気になるイベントの混雑状況についてですが、混雑が想定される日曜日に足を運んだのですが、午前中は比較的空いていました。お昼時に近づくにつれて混み合ってきた印象です。

 平日は比較的空いているとのことですが、最終日の23日(祝日)に参加する際には、日曜日と同じように昼以降の混雑が想定されます。最終日でもあり、確実に席をゲットして食べたい方は、早めの時間からの参加をオススメしたいと思います。

 なお、会場の駒沢公園への移動方法がピンと来ない方も多いのではと思います。おもな行き方としては、東急田園都市線駒沢大学駅から徒歩で向かう方法、恵比寿駅or用賀駅より「東急バス 恵32系統」で駒沢公園バス停より徒歩で向かう方法の2つがあります。

 東京都心部から駒沢公園へアクセスする場合には、恵比寿駅前より15分ごとに運行する「東急バス 恵32系統」を利用するのが、バス停から会場が近くて便利です。

[池延大栄(大帝オレ)]